Kinsta CDNとは、Kinstaユーザーがのみが利用できるKinstaが独自で開発したCDN機能です。
Kinstaでは、Kinstaを利用する全ての方に、このCDNの機能を無料で提供しています。
このKinstaCDNの有効化はとても簡単です。Kinstaダッシュボードにおけてメニューから「Kinsta CDN」をクリックし、Kinsta CDN設定を開きます。
設定ページにおいて「Kinsta CDNを有効にする」というボタンが表示されるので、これをクリックするだけです。
CDNとは
CDNとは(Content Delivery Network)、世界各所にあるデータセンターにあなたのウェブサイトのアセット(例えば画像やスクリプトなど)をあらかじめ置いておく、というネットワークの仕組みです。
このCDNを利用しているサイトにおいて、サイトにアクセスする訪問ユーザーは、サイトを表示させるのに必要なアセット(画像など)を、そのサイトを運営しているサーバーからでなく、そのユーザーと物理的に近くにあるデータセンターから取得することとなります。
画像などのデータ量の多いアセットを、近くのデータセンターから取得できるため、サイトが表示されるスピードは高速化します。
CDNを分かりやすく理解するための例
たとえば、アメリカ・ロサンゼルスにいる人があなたのウェブサイトにアクセスします。みなさんのサイトが日本国内のサーバーで運営されていて日本国内にデータセンターがあるとします。
このとき、ロサンゼルスからアクセスしたその人の通信は、わざわざ遠いに日本まできて、みなさんのウェブサイトデータがあるデータセンターへいきデータを探します。
データを見つけたらまた日本からロサンゼルスまで伝達します。
しかし、CDNを利用する場合、たとえばサンフランシスコにデータセンターがあります。
ロサンゼルスにいる人があなたのウェブサイトにアクセスします。みなさんのウェブサイトはCDNを利用しているため、サイトのデータをサンフランシスコのデータセンターに置いています。
よってアクセスしたその人の通信は、わざわざ日本まで来ず、サンフランシスコのデータセンターでサイトデータをもらって、その人に届けます。
CDN無しの場合:日本からロサンゼルスまで約9,000km。往復で18,000kmの長旅です。
CDN有りの場合:ロスからサンフランシスコまでの約500kmで、往復1,000kmほどです。
上記の例だと、CDNを利用することで、
その通信距離がたった18分の1になります。
これは、約95%の通信距離を削減したということです。
Googleがその公式ドキュメントにて、コンテンツ届けるうえでのこの物理的距離の重要性を謳っていることからも、CDNはWordPressサイトにとってあるべき機能であるといえます。
Kinstaとは
Kinstaというサーバーについて、詳しくはこちらで説明しております。