WordPressサーバー【スピード偏差値】ランキングとは、各WordPressサーバーを実際に利用し、そのサーバーの本当のパフォーマンスを調査する、というものです。
JEPISTA深谷が各サーバーを実際に使用し、検証結果を報告しております。
検証したからこそわかる「実際のサーバーパフォーマンス」を公開することで、みなさんにとって「本当に適切なサーバー選び」ができるよう、お力添えさせていただくことを目的としております。
日本国内で人気があるXserverやmixhostから、世界トップ3サーバーと評されるKinstaやwpEngineまで、10以上のWordPressのスピードを計測し、各サーバーの「本当の速さ」を報告します。
「スピード計測の様子」や「スピード結果データ」については、全て完全公開しております。
- 「スピード計測の様子」については、WordPressサーバー【スピードランキング】比較における「検証動画を観る」からご覧いただけます。
- 「スピード結果データ」については、WordPressサーバー【スピードランキング】比較における「検証データを見る」からご覧いただけます。

また本プロジェクトでは、検証結果に基づいて、スピードランキングを作成しております。
速さ順にランキング化することで、あるサーバーが他サーバーと比べてどの程度のパフォーマンスレベルであるか、ということがお分かりいただけます。
さらに、各サーバーのスピード偏差値を算出しております。
「50点が平均となる偏差値」を使うことで「あるサーバーが平均からどの程度逸しているか」ということと、そのサーバーのパフォーマンスを「ぱっと見」で分かることとなります。
ランキング化や偏差値化することによって、お時間いただくことなく各サーバーのパフォーマンスを簡単に比較していただけます。
尚、スピード検証にあたっては、本サイト「JEPISTA」を、各サーバーにサーバー移転し、そのサーバーにおいて本サイト「JEPISTA」を運営している際に、ページ読み込みスピードを測定する、という手法で実施しております。よって、全てのサーバーにとって「jepista.comをホストしたうえでのスピード計測」となることから、全サーバーにとって条件は同じです。
WordPressサーバー【秒数比較】日本版
本検証では、本サイト「JEPISTA」を、検証するサーバーにサーバー移転をしたうえで、そのサーバーにおいて「どの程度スピード(秒数)が出るか」という手法で検証しております。
WordPressサーバー【秒数比較】日本版とは、検証するサーバーでサイト(jepista.com)を運営し、そのときにおいて「東京(日本)」からサイト(jepista.com)にアクセスした際にかかった秒数を平均化したものです。
※「スピード計測の様子」や「スピード結果データ」については、以下で全て完全公開しております。
- 「スピード計測の様子」については、WordPressサーバー【スピードランキング】比較における「検証動画を観る」からご覧いただけます。
- 「スピード結果データ」については、WordPressサーバー【スピードランキング】比較における「検証データを見る」からご覧いただけます。
【注目】Kinstaは、Xseverやmixhost、ColorfulBoxよりも約3倍速い
WordPressサーバー【秒数比較】グローバル版
本検証では、本サイト「JEPISTA」を、検証するサーバーにサーバー移転をしたうえで、そのサーバーにおいて「どの程度スピード(秒数)が出るか」という手法で検証しております。
WordPressサーバー【秒数比較】グローバル版とは、検証するサーバーでサイト(jepista.com)を運営し、そのときにおいて「世界各所」からサイト(jepista.com)にアクセスした際にかかった秒数を平均化したものです。
「世界各所」とは、東京、フランクフルト(ドイツ)、ロンドン(イギリス)、ワシントンD.C(米)、サンフランシスコ(米)、オーストラリア(豪州)、サンパウロ(ブラジル)の7か所です。
※「スピード計測の様子」や「スピード結果データ」については、以下で全て完全公開しております。
- 「スピード計測の様子」については、WordPressサーバー【スピードランキング】比較における「検証動画を観る」からご覧いただけます。
- 「スピード結果データ」については、WordPressサーバー【スピードランキング】比較における「検証データを見る」からご覧いただけます。
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WordPressサーバー【スピード偏差値】比較
各サーバーにおけるスピード検証の結果をもとに、各サーバーの速さを偏差値として算出しております。
偏差値は、偏差値の公式に基づき算出しております。
※「グローバル偏差」とは【秒数比較】グローバル版を偏差値化したもの。
※「日本偏差」とは【秒数比較】日本版を偏差値化したもの。
※新しいサーバーのスピードデータが加わると、偏差値は変動します。
【グローバル偏差での注目点】
海外サーバーであるKinstaとwpEngineが、他サーバーを圧倒している。
【日本偏差での注目点】
偏差値差が9違うKinstaとXserverでは、その秒数の差は3倍ほど違っている。
WordPressサーバー【スピードランキング】比較
WordPressサーバーのスピードの検証結果に基づき、速いサーバー順にランキング化しております。
以下のランキングでは、
- 「スピード偏差値:●●」
- 「ランキング:●位」
- 「スピードテスト:●.●●秒」
という情報があります。

これら3項目については「スピードの検証の結果」であり「客観的事実」となります。
(JEPISTA深谷の個人的な感想等の主観が一切含まれないピュアな情報である、ということ)
上記3項目以外に、
- 「一言:」
- 「★★★☆☆」
という項目があります。

この2つの項目については、そのサーバーを実際に使ったJEPISTA深谷が「実際に使ってみて思った感想」が含まれている評価となっています。
よってこの「一言:」と「★★★☆☆」については、深谷の主観が含まれてるということになります。
以上のことから「客観的な事実であるスピード結果のみ」をご参考とされたい場合は、
- 「スピード偏差値:●●」
- 「ランキング:●位」
- 「スピードテスト:●.●●秒」
の3点のみにご注目ください。
「実際にそのサーバーを使ってみた深谷だからこそわかる評価についても参考にしたい」とお考えいただける方につきましては、
- 「一言:」
- 「★★★☆☆」
についても、先の3点と併せてご注目ください。
Kinsta

スピード偏差値:66
ランキング:1位
スピードテスト:1.51秒
プラン名:Starter(月額$30、初期費用なし、縛り契約なし)
一言:海外デベロッパーが評価する世界ランキングでは毎回必ずTOP3にくい込んできます。日本にデータセンターを置いてくれているのは有難い。
wpEngine

スピード偏差値:60
ランキング:2位
スピードテスト:1.92秒
プラン名:STARTUP(月額$30、初期費用なし、縛り契約なし)
一言:Kinstaと共にGoogleがお勧めしているWPサーバー。サーバー管理画面が英語のみなのが残念。WPマネッジドのパイオニア。
wpX Speed(W2)

スピード偏差値:58
ランキング:3位
スピードテスト:2.05秒
プラン名:W2(月額:税込2,640円、初期費用なし、縛り契約なし)
一言:日本国内サーバー最速。サーバーパネルはXサーバーに似ていて初心者にも優しい。
ColorfulBox(BOX4)

スピード偏差値:53
ランキング:4位
スピードテスト:2.38秒
プラン名:BOX4(月額:税込3,278円(1カ月契約利用時)、初期費用有、縛り契約あり)
一言:低い知名度とは裏腹に、いいサーバースペック!サーバー管理画面もcPanelで使いやすい(mixhost似です)!
heteml

スピード偏差値:51
ランキング:5位
スピードテスト:2.53秒
プラン名:プラス(月額:税込2,420円、初期費用あり、縛り契約あり)
一言:期待に反してスピードが出ます!ただコントロールパネルがロリポップに似ているのが残念なところ。
mixhost (プレミアム)

スピード偏差値:51
ランキング:6位
スピードテスト:2.53秒
プラン名:プレミアム(月額:税込3,058円(3カ月契約利用時)、初期費用なし、縛り契約)
一言:安定で高速!そしてサーバー管理画面も使いやすい!
ロリポップ(エンタープライズ)

スピード偏差値:50
ランキング:7位
スピードテスト:2.61秒
プラン名:エンタープライズ(月額:税込2,530円(1カ月契約利用時)、初期費用あり、1か月から契約可)
一言:「ロリポップは遅い」というイメージとは裏腹に案外早かった。ただ管理画面が使いずらいのが残念なところ。
ConoHa WING (スタンダード)

スピード偏差値:49
ランキング:8位
スピードテスト:2.66秒
プラン名:スタンダード(月額:税込2,640円(”通常”契約時)、初期費用なし、1か月から契約可)
一言:管理画面はなんとなくGCPを彷彿させるイメージです。サーバー管理画面におけるページ読み込みが遅いのが気になった点。
StarServer

スピード偏差値:49
ランキング:9位
スピードテスト:2.67秒
プラン名:プレミアム(月額:税込1,980円(3カ月契約利用時)、初期費用あり、縛り契約)
一言:可もなく不可もなく。
Xserver

スピード偏差値:46
ランキング:10位
スピードテスト:2.91秒
プラン名:X10~X30*(月額:税込1,320円(3カ月契約利用時)初期費用あり、縛り契約)*どのプランを利用してもスピードは同じです。
一言:速いイメージがあったが、今となっては平凡スピード。サーバー管理画面が使いやすいのが良い点!利用者が多いのでネット情報も多い。
ロリポップ (スタンダード)

スピード偏差値:44
ランキング:11位
スピードテスト:3.05秒
プラン名:スタンダード(月額:税込660円(1カ月契約利用時)、初期費用あり、1か月から契約可)
一言:金額の割には、割とスピードが出た印象です。ただ管理画面が良くないですね。
さくらのレンタルサーバ(ビジネス)

スピード偏差値:23
ランキング:12位
スピードテスト:4.44秒
プラン名:ビジネス(月額:税込2,619円、初期費用あり、縛り契約あり)
一言:価格の割にはスピードがでません。おすすめできないサーバー。
「正しいサーバーを選ぶ」にあたって
さまざまな情報がありふれているなか「正しい情報に触れる」ということは難しくなってきています。
以前からよく見かける「国内最速!(当社調べ)」という宣伝文句や、最近ではインフルエンサーによる何ら客観的事実に基づかない「お勧めサーバー紹介」という動画やブログが多くありふれています。
無論、そのようななかで「本当に速く、良いサーバーを選ぶ」ということは、簡単ではありません。
このような状況であるからこそ、実際に利用して検証したからこそわかる「スピード結果」というような「客観的なデータ」をしっかりと示している情報を、判断材料とされることをお勧めします。
そのうえで、実際にそのサーバーをお試し利用していただき、みなさんご自身でしっかりとそのサービスをお確かめいただきたく思います。
私自身、各サーバーに対する「思い込み・先入観」があった
スピード検証から、それぞれのサーバーの「本当の速さ」が実証されました。
私自身「Xserverは、ロリポップより速いはず」というような思い込みがありました。
しかし本企画を通じて、実際に使って検証したからこそ、それぞれのサーバーの本当の速さを中立的にかつ、客観的に比較することができたと思います。
私の個人的な感想になりますが、ロリポップのエンタープライズプランが予想以上に速かったのが、意外なことでした。
ロリポップは6年以上も前に使っていたんですが、そのときの遅いイメージが今でもありました。
6年前の当時、ロリポップからXserverにサーバー移転をして、サイトが速くなったのを覚えています。
ロリポップが遅いという実体験をしていたからこそ、これまでずっとそのイメージを持ち続けていたのかもしれません。
しかし今回の検証では、ロリポップのエンタープライズプランの方が、Xserverよりも速いということが実証されました。
たとえ過去に「そのサーバーを使っていた」という経験があったとしても、その経験を過信してはいけないのである、ということを学んだように思います。
「どこまで本気で取り組むか」という程度にもよりますが、みなさんのウェブサイトをより良いものにしていくためには、日本国内のサーバーだけでなく、検証でも登場している海外サーバーも選択肢に入れるべきであるかもしれません。
スピードテストにおいてNo.1とNo.2にランクインしているKinstaとwpEngineについては、以下でご説明しております。
一読いただければ「どのようなサーバーであるか」が簡単にお分かりいただけるかと思います。
Kinstaとは
Kinstaというサーバーについて、詳しくはこちらで説明しております。
wpEngineとは
wpEngineについては詳しくは、以下のブログをご覧ください。
本スピード測定の環境・条件等
本企画では、各サーバーのスピード計測をして、そのデータをもとに偏差値算出やランキング化をしました。
この偏差値の算出方法やその計算方法等について、下記のとおり全て公開します。
全サーバー同じ条件
本サイト「JEPISTA」を、各サーバーにサーバー移転したうえで、ページ読み込みスピードを測定しました。
全てのサーバーにとって「jepista.comをホストしたうえでのスピード計測」となることから、全サーバーにとって条件は同じとなります。
偏差値の算出方法
日本における公式の偏差値の式に基づき、算出をしております。

※上記公式の「データ」に関して、点数が高い方がのその絶対値が大きくなるのが一般的です(例:全国模試)。しかし今回のスピード比較では、スピード結果が低い方がそのパフォーマンスが良いという理屈なので、測定されたデータを「ポイント」に変換する必要があります。そのポイントの算出については、「10-結果」という単純な式を用いております。これは仮として「10」という数字を選んでいますが「20」や「100」というような他の数字を使用しても、偏差値の結果は同じとなります。