たとえば、あるメンバーシップサービスがあります。
そして、そのサービスにおいて売上が発生した際に、
「そのサービスの運営に関わっている複数の事業者間で、売上をレベニューシェアする」といった仕組みです。
本記事では、ジェピスタが開発した実際の例をお話します。
主に以下のことについて、お話していきます。
1.レベニューシェアの事業者について
2.レベニューシェア配分について
3.入会導線によって、配分割合が変わる
4.実際の払い出しのフロー、消費税について
レベニューシェアの事業者について
ジェピスタにて、「とあるサブスクのメンバーシップサービス」を開発しました。
当該サービスの運営主体は「会社A」です。
次に、
会社Aが事業提携する「会社B」があります。
そして、
会社Bが事業提携する「会社C」があります。
最後に、
当該サービスの開発にあたっては、
会社Aからジェピスタに、開発のご依頼がありました。
なお、
会社Aとジェピスタでは「レベシェアをすることを条件に、一部開発費用を安くする」といった契約をしました。
つまり、これで4事業者となります。
(会社A、会社B、会社C、ジェピスタ)
レベニューシェアの配分先と割合について
レベニューシェアの配分についてです。
結論からいうと、
「サブスク加入するユーザーが、どこから来たか?」によって、変化します。
具体的には、
「A会社経由で、加入してくるユーザーによって発生する売上」と、
「C会社経由で、加入してくるユーザーによって発生する売上」で、
レベニューシェアの「配分先」と「割合」が変わる、ということです。
次で、詳しく解説します。
入会導線によって、配分割合が変わる
以下は、ジェピスタで実際に開発した「レベニューシェアシステム」の例です。
※レベニューシェア割合は、説明を分かり易くするために変更しており、実際の割合ではございません。
会社A経由で、ユーザーが加入してくる場合
会社A経由で、加入しているユーザーの売上に対しては、
会社Aとジェピスタでレベニューシェアをします。
この売上のレベニューシェア割合について、
・会社Aが80%を受け取る。
・ジェピスタが20%を受け取る。
となります。
なので、
たとえば「サブスクサービスが月額1,000円」といった場合、
・会社Aは800円
・ジェピスタは200円
となります。
会社B経由で、ユーザーが加入してくる場合
会社B経由で、加入しているユーザーの売上に対しては、
会社A、会社B、ジェピスタの3者でレベニューシェアをします。
この売上のレベニューシェア割合について、
・会社Aが40%を受け取る。
・会社Bが40%を受け取る。
・ジェピスタが、20%を受け取る。
となります。
なので、
たとえば「サブスクサービスが月額1,000円」といった場合、
・会社Aは400円
・会社Bは400円
・ジェピスタは200円
となります。
会社C経由で、ユーザーが加入してくる場合
会社C経由で、加入しているユーザーの売上に対しては、
会社A、会社B、会社C、ジェピスタの4者でレベニューシェアをします。
この売上のレベニューシェア割合について、
・会社Aが27%を受け取る。
・会社Bが30%を受け取る。
・会社Cが30%を受け取る。
・ジェピスタが、13%を受け取る。
とします。
この「会社C経由でのユーザー加入」の場合に限っては、
「サブスクサービスを月額1,500円」に設定します。
また、上記のとおり、
会社Aとジェピスタのレベシェア割合を、少し減らしてます。
このとき、レベシェア額の配分については、以下のとおりです。
・会社Aは405円
・会社Bは450円
・会社Cは450円
・ジェピスタは195円
となります。
実際の払い出しのフロー、消費税について
売上が発生し、それを各事業者にレベニューシェアするのですから、
実際にどういったお金の流れにすればいいか、といった点や、
消費税の取り扱い、といったことについても、対処していく必要があります。
とはいえ、払い出しや消費税の処理周りについては、
実際に運用していることもあり、結論、問題ないです。
あと、
「ユーザーに対して返金があった」といった場合など、
一部の売上を取り消し、
したがって、レベシェア額についても修正する、といった処理なども、
システムに内在させる必要がある、
といったことなどもありますね。
いずれにしても、
ここで全てを話すことはできないため、
もっと知りたい場合、
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