日本の動画コンテンツを海外に販売するなら、なぜ「独自アプリ化」まで考えるべきなのか

日本の動画コンテンツを海外に販売するなら、なぜ「独自アプリ化」まで考えるべきなのか

日本国内で動画コンテンツを販売している方、あるいはこれから動画配信サービスを作ろうとしている方のなかには、

「日本だけでなく、海外にも動画を販売していきたい」

とお考えの方もいらっしゃるかと思います。

実際、動画配信・VOD市場は世界的に成長しており、Fortune Business Insights は、世界のVOD市場について、2025年に1,334.4億ドル、2026年に1,568.3億ドル、2034年には4,770.4億ドルまで成長すると予測しています。
また、Mordor Intelligence も、世界のVOD市場は2026年に1,406.3億ドル、2031年に2,420.3億ドルへ成長すると予測しており、動画コンテンツをオンラインで販売する市場そのものは、今後も大きくなっていくと考えられます。

ただし、ここで重要なのは、

「海外市場が伸びている」=「日本の動画をそのまま海外に売れば売れる」

ということではない、ということです。

海外に動画を販売するためには、動画そのものだけでなく、

・サイト
・アプリ
・決済
・言語
・価格表示
・会員管理
・動画の見せ方
・サブスク設計
・ライブ配信やPPV販売の設計

といった部分を、海外ユーザーが安心して購入できる形に整える必要があります。

海外に動画を販売するとは、単に「英語字幕を付けること」ではない

海外向けに動画を販売するというと、

「動画に英語字幕を付ければいい」

「動画を英語に翻訳すればいい」

と考える方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、動画の英語化は非常に重要です。

ただ、それだけでは不十分です。

なぜなら、海外ユーザーが実際にお金を支払うまでには、

・サービス内容を理解する
・料金を理解する
・会員登録をする
・決済ページに進む
・カード情報を入力する
・購入後に動画を視聴する

といった流れがあるからです。

ジェピスタの既存記事でもお伝えしているとおり、動画だけを英語化しても、外国人ユーザーがサイトの使い方や決済方法を理解できなければ、購入にはつながりません。したがって、サイト全体・アプリ全体を海外ユーザー向けに設計することが重要です。

特に、カード情報を入力する決済ページについては、ユーザーが安心できる言語・表示・導線でなければなりません。

動画を販売するということは、ユーザーにカード情報を入力してもらうということです。

そして、カード情報を入力してもらうためには、

「このサービスなら大丈夫そうだ」

と思ってもらえる環境を作ることが大前提になります。

日本人向けサイトと海外向けサイトは、分けて考える必要がある

海外向けサービスを作るときに、意外と見落とされがちなのが、

日本人向けサービスと、外国人向けサービスを同じ感覚で作ってしまうこと

です。

たとえば、日本人向けの動画配信サイトをそのまま英語化した場合、日本人ユーザーから見ると、急に使いづらいサービスになってしまう可能性があります。

逆に、日本語中心のサイトのまま海外ユーザーに販売しようとしても、海外ユーザーから見れば、内容も料金も購入方法も分かりづらいサービスになってしまいます。

つまり、海外に動画を販売していく場合には、

・日本人向けのサービス
・外国人向けのサービス

を分けて設計する、あるいは、しっかりと多言語化されたサービスとして作る必要があります。

ジェピスタでは、過去にも海外向け動画販売の設計について、サイト全体を英語化するだけでなく、日本人向け・外国人向けの導線をどう分けるかが重要であるとお伝えしてきました。

この部分を曖昧にしてしまうと、

「海外にも売りたい」

と思って作ったはずのサービスが、結果として、日本人にも外国人にも使いづらいサービスになってしまう可能性があります。

海外販売では「ドル決済」が重要になる

海外向けに動画を販売する場合、もう一つ重要になるのが、

決済通貨

です。

日本国内向けであれば、日本円で価格表示をして、日本円で決済してもらうのが自然です。

しかし、海外ユーザーに向けて販売する場合、日本円だけで価格表示をしてしまうと、ユーザーはその料金が高いのか安いのか、直感的に分かりづらくなります。

たとえば、日本人が海外サイトで「10,000バーツ」と表示されても、瞬時に日本円でいくらなのか分かりづらいですね。

それと同じで、海外ユーザーから見ても、日本円だけの価格表示は心理的な距離を生みます。

ジェピスタの既存記事でも、海外向けに動画配信サービスやアプリを展開する場合、米ドルでの価格表示・決済を導入することが重要であるとお伝えしています。

もちろん、すべての国の通貨に対応する必要があるとは限りません。

しかし、少なくとも米ドルで価格を表示し、米ドルで決済できる状態にしておくことで、海外ユーザーにとってはサービスの価格感が分かりやすくなります。

海外販売では、こういった小さな違和感を一つずつ減らしていくことが大切です。

海外向け動画販売で、独自アプリを持つ意味

海外に動画を販売する場合、YouTubeやSNSを活用することはもちろん重要です。

ただし、YouTubeやSNSは、あくまで集客や認知獲得のための場所です。

本格的に動画コンテンツを販売していくのであれば、

自社独自の動画配信サイト・動画配信アプリ

を持つ意味は大きいです。

なぜなら、独自アプリを持つことで、

・自社ブランドでサービスを提供できる
・サブスク課金を設計できる
・PPV販売を設計できる
・会員限定動画を配信できる
・無料会員と有料会員を分けられる
・海外向け価格を設定できる
・ドル決済を導入できる
・ユーザー情報を自社で管理できる
・コミュニティやECと連携できる
・iOSアプリ、Androidアプリ、Webブラウザ版を展開できる

といったことが可能になるからです。

ジェピスタでは、サブスク動画配信アプリ、メンバーシップアプリ、PPVライブ配信サービス、ECアプリなどを専門に開発しており、公式サイトでも、動画配信サービス・アプリ、メンバーシップサイト・アプリの構築を中心に情報発信していると案内しています。

また、ジェピスタプライムでは、完全独自ブランドのアプリ、iOSアプリ、Androidアプリ、Webブラウザ版の開発に加えて、海外向けに動画コンテンツを販売する動画サイト・動画アプリの開発にも対応しています。

「Netflixのようなサービス」を目指せばよいわけではない

動画配信サービスを作るときに、

「Netflixのようなサービスを作りたい」

と考える方も多いかと思います。

しかし、これから独自の動画配信サービスを作る場合、大手動画配信サービスの真似をすればよいわけではありません。

特に、月額1,000円程度で動画を見放題にするようなシンプルなモデルは、かなり慎重に考える必要があります。

ジェピスタの既存記事でも、Netflixのような「月額1,000円で動画見放題」といったシンプルなサブスクモデルは、多くの場合、安易で危険であるとお伝えしています。

大切なのは、

どのような動画を、誰に、いくらで、どのような体験として販売するのか

を設計することです。

たとえば、海外向け動画販売では、以下のような形が考えられます。

・月額制のサブスク動画配信
・単品購入型の動画販売
・一定期間だけ視聴できるレンタル型販売
・ライブ配信のPPV販売
・会員限定コミュニティとのセット販売
・教材動画とオンラインレッスンのセット販売
・動画コンテンツと物販を組み合わせた販売

同じ動画コンテンツでも、販売方法によって収益性は大きく変わります。

また、海外向けの場合は、日本国内よりも単価を高く設定できる可能性もあります。

たとえば、月額49ドルのサブスクであれば、会員数が100名でも月額4,900ドル、500名で月額24,500ドル、1,000名で月額49,000ドルになります。

もちろん、これはあくまで単純計算であり、実際には決済手数料、サーバー費、翻訳費、吹替費、運営費などを考える必要があります。

ただ、日本国内だけを対象にするよりも、海外ユーザーに向けて販売することで、売上の上限を大きく広げられる可能性があることは間違いありません。

海外で売れる可能性がある日本の動画コンテンツ

日本の動画コンテンツには、海外から見て価値があるものが数多くあります。

たとえば、

・スポーツレッスン
・武道
・料理
・美容
・ファッション
・アニメ、漫画、イラスト
・語学
・ビジネスノウハウ
・投資、金融教育
・職人技術
・日本文化
・教育コンテンツ
・観光、地域体験

といったジャンルです。

海外ユーザーが求めているのは、単なる動画ではありません。

その人、その会社、その先生、そのブランドでしか提供できない、

独自性ある知識・技術・体験

です。

YouTubeに無料動画があふれている時代だからこそ、単に動画を並べるだけではなく、

「このサービスに入る理由」

を作る必要があります。

そのためには、アプリの設計、会員プランの設計、無料会員と有料会員の違い、購入後の体験、コミュニティ、ライブ配信、限定コンテンツなどを組み合わせて、サービス全体として価値を作ることが重要です。

字幕だけでなく、英語吹替えも検討すべき

海外向けに動画を販売する場合、字幕だけで十分かというと、必ずしもそうではありません。

特に、レッスン系、教育系、ノウハウ系の動画では、ユーザーが画面を見ながら内容を理解する必要があります。

そのため、字幕を読み続けなければ理解できない動画よりも、英語音声で自然に理解できる動画の方が、ユーザー体験が良くなることがあります。

ジェピスタの既存記事でも、外国人向けに動画コンテンツを販売する場合、外国語吹替えは重要であり、字幕だけで十分と考えるのは安直であるとお伝えしています。

また、吹替えを行う場合には、

元の出演者の声質や雰囲気をどれくらい維持できるか

も重要になります。

単に英語音声を付けるだけでなく、元のコンテンツの魅力が失われないようにすることが大切です。

海外向けアプリ開発で考えるべき機能

海外に動画コンテンツを販売するアプリを開発する場合、最低限、以下のような機能を検討する必要があります。

  1. 多言語対応

英語を中心に、サービス内容、料金、会員登録、決済、マイページ、メール通知などを海外ユーザーが理解できる形にします。

動画だけでなく、サービス全体を翻訳する必要があります。

  1. ドル決済・海外決済対応

海外ユーザーが直感的に価格を理解できるように、米ドルでの価格表示・決済を導入します。

サービス内容によっては、円決済とドル決済を併用する形も考えられます。

  1. サブスク・PPV・単品販売

動画配信サービスといっても、すべてをサブスクにする必要はありません。

高単価コンテンツであれば、単品販売やPPVの方が向いている場合もあります。

  1. 無料会員と有料会員の設計

すべての動画を完全に有料化してしまうと、海外ユーザーがサービスの価値を理解する前に離脱してしまう可能性があります。

一部無料視聴、冒頭だけ無料、機能制限付き無料会員など、入口を作ることも重要です。

ジェピスタの既存記事でも、無料会員でも動画自体は視聴できるようにしつつ、再生速度や早送りなどの機能を制限するモデルについて解説しています。

  1. iOS・Android・Webブラウザ版

海外ユーザーに向けて販売する場合、スマートフォンでの視聴体験は非常に重要です。

Webブラウザ版だけでなく、iOSアプリ、Androidアプリを用意することで、サービスとしての信頼性や継続利用率を高めやすくなります。

  1. セキュリティと動画保護

有料動画を販売する以上、動画URLが簡単に共有されたり、会員以外が視聴できたりする状態は避けなければなりません。

会員認証、動画保護、決済連携、通信の暗号化など、システム全体の設計が重要になります。

ジェピスタプライム公式サイトでも、動画配信アプリ開発において、Google Cloudサーバーの利用、通信の暗号化、サーバーネットワークによるセキュリティ強化などについて案内しています。

海外市場を狙うなら、早い段階で「売り方」まで設計すべき

海外に動画を販売したい場合、アプリを作ってから売り方を考えるのでは遅いです。

むしろ、最初の段階で、

・誰に売るのか
・どの国を狙うのか
・何語に対応するのか
・価格はいくらにするのか
・サブスクにするのか
・単品販売にするのか
・無料会員を作るのか
・YouTubeやSNSとどう連携するのか
・アプリ内でどのように継続利用してもらうのか

といったことを考えたうえで、アプリを設計する必要があります。

特に海外向けサービスでは、

「動画を英語にしたら売れる」

というよりも、

海外ユーザーが購入しやすい導線をどこまで作れるか

が重要になります。

ジェピスタが海外向け動画販売アプリでお手伝いできること

ジェピスタでは、動画配信サービスやメンバーシップアプリの開発を専門としております。

特に、海外に動画コンテンツを販売したい方に向けて、

・海外向け動画配信サイトの開発
・iOSアプリ、Androidアプリ、Webブラウザ版の開発
・サブスク課金の導入
・PPV、単品販売の導入
・ドル決済の導入
・英語サイト、英語アプリの設計
・動画の英語吹替え、字幕対応
・会員限定コンテンツの設計
・無料会員、有料会員の設計
・ライブ配信、疑似ライブ配信の設計
・ECや物販との連携
・海外向けサービス全体の設計相談

などに対応することができます。

動画コンテンツを海外に販売するということは、単にアプリを作るだけではありません。

コンテンツ、決済、言語、価格、導線、会員制度、継続利用の仕組みまで含めて、サービス全体を設計する必要があります。

まとめ

これからの時代、日本の動画コンテンツを海外に販売していくことには、大きな可能性があります。

特に、スポーツ、教育、ノウハウ、文化、専門技術など、日本にしかない価値を持つ動画コンテンツは、海外ユーザーにとって魅力ある商品になり得ます。

ただし、海外に販売するためには、

・動画を英語化する
・サイトやアプリを英語化する
・ドル決済を導入する
・海外ユーザーが安心して購入できる導線を作る
・サブスクやPPVなど、収益モデルを設計する
・iOS、Android、Webで視聴しやすい環境を作る

といった準備が必要です。

海外市場は確かに大きいです。

しかし、その市場に入っていくためには、海外ユーザーが自然に購入できるサービス設計が必要です。

日本だけでなく、海外にも動画コンテンツを販売していきたい。

そのようにお考えの方は、ぜひジェピスタへご相談ください。

貴方の動画コンテンツを、海外ユーザーに届けるための動画配信サイト・動画配信アプリを、サービス設計から開発までお手伝いさせていただきます。

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本ページ更新日:
2026年6月4日
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2026年6月4日

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